おはようございます(・∀・)つ

技術部の佐竹康裕です


液状化対策及び地盤沈下修復工事について、少し書きたいと思います。


まず、液状化現象・地盤沈下で建物が傾いた場合、建物の構造・状況・予算により選定していきます。


主な工法として・・・


工法名:耐圧板工法(ジャッキアップ)

施工条件:布基礎〇 ベタ基礎〇

施工内容:基礎下の土を掘り起し、固定ベースジャッキを設置し、ジャッキで修正後、地盤との隙間に無収縮グラウトを圧入し、傾斜した住宅を基礎ごと元に戻す工法です。


工法名:プッシュアップ工法(根がらみ工法・ポイントジャッキ工法)

施工条件:布基礎〇 ベタ基礎〇

施工内容:土台よりジャッキアップし、あげ舞い後、隙間を無収縮モルタルにて閉塞する工法です。


工法名:薬液注入工法(硬質ウレタン注入工法)

施工条件:布基礎× ベタ基礎〇

施工内容:基礎下にウレタン樹脂等の薬液を注入し、その注入圧(発砲力等)で基礎を押上げ、傾斜した住宅を元に戻す工法です。


工法名:グラウト注入工法

施工条件:布基礎× ベタ基礎〇

施工内容:グラウトを家屋下に注入し、注入量と注入圧により傾斜した住宅を元に戻す工法です。


工法名:鋼管圧入工法(アンダーピニング工法)

施工条件:布基礎〇 ベタ基礎〇

施工内容:基礎下の土を掘り起し、家の荷重とジャッキの力を利用して地盤に杭を打ち込んで支持させ傾斜した住宅を元に戻す工法です。



先に傾きを直す工法を書きましたが、「初めから家が傾かないように地盤改良すればいいんじゃないの」と思われた方のために地盤改良の工法も合わせて記載しておきます。


主な工法として・・・


工法名:表層改良工法(深層混合処理工法・浅層混合処理工法)

施工条件:最大10m以下(費用対効果を考えると2m以下が理想)

施工内容:基礎下端の地盤を全面的に紛体状のセメント系固化材を用いて混合処理機や掘削機のバケットで混合撹拌する工法です。


工法名:薬液注入工法(硬質ウレタン注入工法)

施工条件:既存建物下の地盤限定

施工内容:建物下の弱い地盤に膨張性硬質ウレタン等の薬液を注入し、地盤を強化して沈下の進行を止める工法です。


工法名:柱状改良工法

施工条件:2〜8m前後

施工内容:水を加えて液状にした地盤専用のセメント系固化材を地盤に注入しながら柱状に混合撹拌する施工法です。


工法名:杭工法

施工条件:30m以下

施工内容:鉄筋コンクリート製杭もしくは鋼製杭(羽根付き等)を支持層に貫入させ支持する工法です。


*メーカー並びに施工業者独自の工法もあり、施工条件及び施工内容は様々です。あくまでも目安とお考えください。

*概算金額は、誤解を生む可能性がありますので敢て記載しません。


その他工法として・・・

・ドレーン工法
圧密沈下を促進させるためのサンドドレーン工法・ペーパードレーン工法等もあります。


液状化対策工事には様々な工法があり、方法によって多額のお金が掛かりますので、専門業者と良くご相談の上、決めてください。
(o^∇^o)ノ


以上、液状化対策の工法、地盤沈下修理・修復工事方法でした〜
ヾ(´ω`=´ω`)ノ







土佐工業株式会社

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